猫のカット(トリミング)について

ブラッシングとカット

 猫はきれい好きな動物です。暇があれば自分の体をなめて清潔にし、体臭を消しています。これなぜかというと、猫が獲物を狩るときには待ち伏せをして狩る習性があるため、獲物に気づかれないようにする必要があるからです。
 この行為は毛づくろいやグルーミングと呼ばれます。猫の舌には小さな突起がついており、串のような役目をしています。しかし、換毛期になるとたくさんの毛が抜けるため、グルーミングの時に毛を大量に飲み込んでしまうことがあります。飲み込んだ毛が多すぎた時にはうまく吐き出せないこともありますが、そのときには毛球症という病気になってしまい、最悪の場合には手術をして取り除く必要があります。手術は体にメスを入れるのですから、当然猫に負担をかけますし、飼い主にとっても経済的負担がかかることになります。
 これを防ぐためには、定期的に飼い主がブラッシングをしてあげる必要があります。ブラッシングは毛づくろいをしてあげるだけではなく、猫を間近で見て健康状態をチェックすることにもなります。
 ブラッシングの目安は短毛種ならば1日1回、長毛種であれば朝晩2回のブラッシングをしましょう。
 また、毛玉がたくさんできてしまったり、手間がかかりすぎると感じた場合にはトリマーに連れて行ってカットしてもらうといいでしょう。カットをするとブラッシングの手間が軽減されるだけではなく、通気性を良くすることで衛生面の効果もあります。
 また、オス猫は異性を刺激するために非常に臭いの強いおしっこをまき散らす行動を行うため、肛門の周りの毛はカットしておくとよいでしょう。


シャンプー

 犬にシャンプーをする飼い主は多いですが、猫もシャンプーが必要です。シャンプーをしないことが健康被害をもたらすわけではありませんが、人間と共同生活をする以上、見た目の汚さや臭いを考えるとシャンプーは必要です。
 基本的に、シャンプーをしないと死んでしまう猫はいません。猫をシャンプーする理由は、主として人間との共同生活において支障をきたすからです。ここでいう「支障」とは、具体的には見た目の汚さと臭いとお考え下さい。
 ただし、猫は水に濡れることを嫌います。これは猫の先祖が昼と夜の寒暖差が激しい砂漠にすむ動物であったからです。濡れたまま寒い夜を迎えれば体温を奪われ、命を落とすことも考えられます。現代の日本でそのようなことはないのですが、本能的に水に濡れることを嫌う動物なのです。そのため、シャンプーをしようとすると暴れて嫌がります。
 そのため、猫種に合わせて最低限必要な回数のシャンプーをしてあげるようにしましょう。たとえば長毛種は、猫自身がグルーミングをすることによって毛は清潔であり、シャンプーもそれほど必要ではりません。短毛種は毛が短いのでそれ以上に頻度は少なくて構いません。白猫は毛が白いために汚れが目立ちやすいため、汚れが目立ったときに洗ってあげるといいでしょう。
 短毛種ならば半年に一度、長毛種であれば1ヶ月に1回が目安です。妊娠中や病気の時には避けます。発情期は肛門周りをしっかりと洗ってあげましょう。


その他

 この他にも、トリミングとしては耳かき、歯磨き、爪切りなどがあります。猫は体質的に耳垢が溜まりやすい猫もいるため、目で見て確認できる耳垢があれば取り除いてあげましょう。耳のチェックは10日に1回くらいが目安です。
 歯磨きは歯周病予防になります。歯周病になると口臭がひどくなるので、定期的に歯磨きをしてあげるようにしましょう。
 最後に爪切りに関してですが、外で飼っている猫は外を歩くことで爪が適度に擦り減るので爪切りの必要がありません。しかし室内で飼っている猫は定期的に爪切りの必要があります。とくに多頭飼いをしているならば、じゃれあっているときに傷つけ合わないためにも、爪切りが必要になります。

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